先日、読者の方からこんなご質問をいただきました。
「初めまして。ずっと海外に
興味があり英語が話せるように
なりたいと思っていました。
だけど、英語は、中・高と5教科の中でも
1番苦手だったので、全く知識がありません。
でも、これからの人生を考えた上で、
今、猛勉強しています。
書店でさやかさんの本を買いました。
英語ではなく、簡単な日本語に
直すことが大事だと知り、
今は本を読みながら勉強を進めています。
英語に訳しやすい、
簡単な日本語に直すポイントなどは
ありますか?」
今日はこの質問に、
お答えしていきます。

まず、
簡単な日本語に直すポイントは
「具体的な言葉にすること」
書籍の中にも書かせて
いただきましたが
日本語は曖昧な表現が多い。
一方で英語は具体的な表現を使う言語。
日本語の抽象的なままでは
英文を作りにくいのです。
だからこそ
“見える状態・見える動作”に
変えてあげる必要があります。
例えば、
「先週から体調があまりよくなくて…」
という日本語をあなたなら
どう英語で表現しますか?
日本語だと
体調が良くない
これは情報がぼんやりしていて、
英語にしようとすると迷います。
ちなみに、
“I feel under the weather.”
「体調が悪い」
という表現があります。
ただ、これはイディオムなので、
知識として知らない限り絶対に作れません。
だからこそ、英語に直すときに
「慣用表現を探す」ことを前提にすると
行き詰まります。
大事なのは、いつでも使える
“再現性のある作り方”
特に最初は
フレーズやイディオムを覚えることよりも
「自力で文章を作れるようになること」
が重要なのです。
さて、
「体調が悪い」
というのを具体的な日本語に
してみるとどうでしょうか?
「先週からずっとだるいです」
「頭が重いです」
「よく眠れません」
のようにすると
どうでしょう?
I’ve been tired since last week.
My head feels heavy.
I haven’t been sleeping well.
具体的な状態に変えただけで、
英文が自然に作れるようになります。
合言葉は
「結局何が言いたいの?」
これを自問自答すること。
これが第一段階、つまり
「日本語を整える工程」です。
さて、その次のステップは
「英文を作る」
英文を作る時のポイントは
「最初に“動詞”を決めること」。
こちらも書籍の中に
書かせていただきましたが
英語は“動詞が中心で成り立つ言語”です。
動詞さえ決まれば語順も意味も
自然に決まっていきます。
逆に、日本語の語順を
そのまま当てはめると、
不自然な英文になります。
たとえば、以前主人が書いて
添削を依頼してきた
この英文が典型的です。
Yesterday was rainy day.
構造としては日本語の
「昨日は雨の日でした」を
直訳してしまっています。
もちろん意味は伝わるのですが、
ちょっと不自然なんですよね。
英語では「雨が降った」という
“動作”で表現する方が自然です。
つまり、 動詞:rain(雨が降る)を使って
It rained yesterday.
と表現するのがいいです。
日本語を「具体的な動作」に変え、
次に動詞を決める。
この手順に従うと、
一瞬で自然な英文に変わります。
この“動詞の明確化”こそが、
日本語を英語に変える最大の鍵です。
まとめると、
①日本語の段階で
「見える言葉・具体的な状態」に変える。
②英語に直すときは、
まず動詞を一つ決める。
この二つを徹底すると、
英語が驚くほど作りやすくなります。

最後にもう1つ。
英文を作る時に日本人が
陥りがちなあるポイントを
お伝えします。
それは
「長い一文を作ろうとしがち」
ということ。
関係代名詞などを使って
文章を長く繋げようとするだけで
一気に難易度が上がります。
英会話って
相手とのキャッチボールなので
テンポが重要。
これを実際の例で見ていきます。
例
「最近、気分が沈んでいて、
やる気が出なくて、
勉強に集中できません。」
まずは一つずつ日本語を分解
していきましょう。
気分が沈んでいる
やる気が出ない
集中できない
まずは何の動詞を
使うか決めていきましょう!
気分が沈む
feel down
やる気が出ない
don’t feel motivated
集中できない
can’t focus
(※この単語が出てこない、
という方は
普段から1日3文でもいいので
自分が言いたいことを英語で
書く癖をつけましょう。
調べながら書いてそれを
覚えていきましょう。)
するとこう表現できます。
I feel down these days.
I don’t feel motivated.
I can’t focus on studying.
こうやって分解すると
それぞれの文章は
そこまで難しくなく
言えそうだと思いませんか?
別の例も見てみましょう。
「仕事が忙しすぎて、
家に帰ると疲れ果ててしまい、
何もしたくありません。」
これもまず
分けて考えましょう。
仕事が忙しい
帰ると疲れ果てる
何もしたくない
動詞を当てます。
忙しい
→ be busy
疲れ果てる
→ feel exhausted
何もしたくない
→ don’t want to do anything
英語になるとこうです。
I’ve been really busy at work.
I feel exhausted when I get home.
I don’t want to do anything.
いかがでしたでしょうか?
英語を話せる人と話せない人の差は、
語彙力よりも
「思考の分解力」があるか。
これはトレーニングで
鍛えていけるので
今日お伝えしたことを意識して
英文を作る練習をされてみてくださいね。
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